道道鹿追糠平線で春の除雪
【鹿追・上士幌】冬期通行止めとなっている道道鹿追糠平線の鹿追町然別湖畔-上士幌町ぬかびら源泉郷間(22・3キロ)で、除雪作業が進んでいる。除雪車が雪原を進むと、雪壁に囲まれた一筋の道が現れ、まだ雪深い中にも春の接近を思わせる。開通は25日午前10時半の予定。
作業は十勝総合振興局帯広建設管理部鹿追出張所の委託を受け、北西部十勝道路維持事業協同組合(三井福成代表理事)が1日から行っている。
例年の3分の1程度の積雪で、作業は順調。多い所で2メートルほどの雪が残る最高地点の幌鹿峠(1081メートル)付近では、ロータリー車が雪を道路脇にはね飛ばしながら進み、埋もれた道路を掘り出している。
「路面が凍結している場所は特に念入りに除雪している。一般車両が安全に通行できるように作業したい」と、同組合業務処理責任者で三井組(鹿追)の小林亨さん。開通への準備は着々だ。(塩原真)