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地上絵で町おこし、第1弾は6月に浦幌  管内外で展開へ

「笑顔があふれるフェスを一緒に作ろう」と呼び掛ける山川さん(右)と越後谷さん

 地上絵を描いて町を盛り上げよう-。イベントプロデュースなどを手掛ける山川真輔さん(31)=浦幌=と、スプレーアーティストの越後谷勇樹さん(30)=帯広=が、各町をイメージさせる地上絵を住民と一緒に作り上げて町おこしにつなげるフェスティバルを計画している。第1弾は6月15日に浦幌町の旧常室小学校で行う。2人は「子供からお年寄りまで、参加者の笑顔があふれるイベントにしたい」と話す。

 山川さんは浦幌町出身。札幌でタレント派遣などの会社勤務を経て、「人と人をつないでより良いもの作り上げる仕事がしたい」と、2月に古里でビジネスプランニング・プロデュースなどを手掛ける会社「SinC(シンク)」を起業した。越後谷さんは帯広出身。2009年に市内でスプレーアートの工房「Eデザイン」を設立、壁画制作や店舗デザインなどを行っている。

 越後谷さんは、師匠で長野県在住のスプレーアーティストが描いた地上絵を見てインパクトを受け、「いつか地上絵で面白いことをしたい」という夢を持っていた。白樺学園高校の先輩で以前から「一緒に何か楽しいことを」と話し合っていた山川さんが帰郷、地上絵のことを相談し、町おこし企画として展開する話で盛り上がった。

 フェスティバルのタイトルは「僕たちから町の人に、町の人から全国に笑顔や夢を贈りたい」との思いから「GIFT(ギフト)」とし、初回は山川さんの母校・旧常室小を選んだ。町民に参加してもらってグラウンドに絵を描き、空撮した写真を配布する。校舎では参加アーティストの作品展などを開く他、十勝の食を集めた出店、音楽やコントなどのステージイベントも展開する予定。

 描く図案は未定だが、石灰と土の2色のグラデーションが効いた絵になるという。越後谷さんは「浦幌のことを勉強し、浦幌らしい絵にしたい」と話す。越後谷さんの才能にほれ込む山川さんは「“ヤバい”作品が出来上がることは間違いない」と太鼓判を押す。

 すでに管内飲食店や札幌の住宅メーカーなど幅広い層から賛同を得ているといい、2人は「アーティスト、パフォーマー、飲食店など、みんなで楽しいことをしたい人、十勝を元気にしたい人と一緒に盛り上げたい」と話し、参加を募っている。

 第1弾を成功させた後は、管内外で「GIFT」を展開する計画。「新千歳空港近くでも行い、北海道の素晴らしさを世界に発信したい」と夢を膨らませている。

 問い合わせは越後谷さん(090・3468・4764)へ。(丹羽恭太)

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