元日本代表小椋さんからバドミントン学ぶ 帯広
参加者を前に手本を見せながら指導する小椋久美子さん（中央、２３日、塩原真撮影）
バドミントン元日本代表の小椋久美子さんによる「トーク＆レッスンｉｎＯＣＴＶ（帯広シティケーブル）」（ＯＣＴＶ主催）が２３日、帯広市総合体育館で開かれた。小椋さんは目標を持つことの大切さを訴えた他、十勝管内の小学生選手４６人に直接指導した。
小椋さんは潮田玲子さん（昨年９月引退）との「オグシオ」ペアで北京五輪女子ダブルスで５位に入賞するなど活躍。２０１０年の現役引退後は、子供たちを対象にした競技の普及活動に取り組んでいる。
この日は小学生選手に加え保護者ら約３００人が来場。トークショーでは、小椋さんは初めて訪れた十勝の印象について「豚丼など食べ物がおいしい」と語り、競技を始めたきっかけや北京五輪での戦いなどを振り返った。
レッスンではスマッシュなど手本を示しながら指導。小学生選手との対戦も行われ、現役さながらのコースを突いたスマッシュを披露し、会場を沸かせた。
小椋さんは「十勝の子供たちは熱心で競技のレベルは高い」と感想を述べ、「バドミントンが好きだという気持ちを忘れずに頑張ってほしい」と子供たちにエールを送った。
憧れの選手と対戦した帯広ジュニアクラブの上山昇大君（柳町小６年）と島尻慎悟君（啓北６年）は「緊張した。コースを狙って打ってもレシーブされてしまいすごかった」と口をそろえた。（宮木宗久）
