加工しても美味しい、北海道産さつまいも
道総研 花・野菜技術センター 研究部 生産環境グループ
1.成果の概要
さつまいもの加工品が近年増えています。でも、原料の大半は府県産です。そこで…
(1)北海道産のさつまいもで干し芋とペーストを作ってみたら、府県産に負けない品質でした。
(2)いろいろな品種で干し芋とペーストを作ってみたら、色々な品種を加工したときの特徴がわかりました。
2.成果内容
(1)府県産さつまいもと比べたら
北海道産はブリックスが高い傾向にあり、食味も同等以上でした。
(2)ペースト加工作業性と試作菓子の評価は
ペースト加工のいものサイズの影響は、歩留まりには影響しませんでしたが、S サイズ(200~100g)では皮むき作業量で劣りました。
試作品(タルト)の食味評価では、大半が 「普通~美味しい」と評価されました
(3)いろいろな品種を加工してみたら
・干し芋では、「ほしこがね」が収量・食味とも特に優れました。
・ペーストでは、「コガネセンガン」が高収量でした。「高系14号」は甘さが高く評価されました。
橙色の品種は、特徴的な色とカロテン様の香気がありました。
3.留意点
(1)北海道産さつまいもの加工利用に向けた品種選択などの資料として利用して下さい。
(成績名:北海道産さつまいもの切り干しいもおよびペースト加工適性)
詳しい内容については、次にお問い合わせ下さい。
道総研花・野菜技術センター
電話(0125)28-2800 E-mail:hanayasai-agri@hro.or.jp