新総体は「よつ葉アリーナ十勝」に
帯広市とよつ葉乳業(有田真社長)は10月31日、来年2月にオープンする新総合体育館の愛称を「よつ葉アリーナ十勝」と発表した。同日、帯広市役所で開かれた施設命名権(ネーミングライツ)契約調印式で明らかにし、有田社長と米沢則寿市長が契約書にサインした。
施設の安定した維持管理・運営を目的に同社がネーミングライツスポンサーとなる。命名権料は年間750万円、2020年1月から50年3月31日まで30年3カ月間の長期契約。
有田社長は「われわれの出発点が十勝ということもあり、地元に恩返しできればという思いで応募した。末永く地域に愛される体育館になれば」とし、長期契約について「十勝に根を下ろし、長くお付き合いしたいという思いで決めた」と述べた。
米沢市長は「よつ葉乳業と連携し、スポーツと食の観点から、十勝・帯広の魅力を発信できることを心強く感じている。市民の健康づくりは大きな行政課題。今後もスポーツを生かしたまちづくりを進めていく」と話した。
調印式には、同社管理統括部総務広報グループの東原輝昭部長と鈴木茂明参与、市教委生涯学習部の葛西克也スポーツ振興室長と森川芳浩企画調整監が同席した。
市のネーミングライツ導入は「明治北海道十勝オーバル」「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」に続く3施設目。
新総体は築45年で老朽化した総体の建て替えで現施設西側に建設中。広さ1・8倍になるメインアリーナなどを備え、帯広・十勝のスポーツ活動の拠点となる。(岡田優人)