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希少な姿 釧路八重 音更町役場

重なった花びらが特徴の「釧路八重」(15日午前10時20分ごろ、音更町役場南側で。新井拓海撮影)

 【音更】町役場庁舎南側にあるサクラ「釧路八重(クシロヤエ)」が見頃を迎えている。釧路で開発された、花びらが重なって咲く八重咲きの珍しい品種で、きらびやかな姿が本格的な春を告げている。

 町によると、このサクラは町内の晴耕園苗畑の元社長・故小高一郎さんから町に寄贈されたものだが、記録が残っておらず寄贈日や経緯などの詳細は不明という。木の高さは5~6メートルで、今年は今月上旬に咲き始めた。

 15日は花びらは徐々に散りつつあるが、点在する花はひと味違う趣がある。午前中には音更認定こども園の園児たちが訪れ、「きれい」と歓声を上げていた。木は庁舎敷地内の奥まった場所にあり、外からは見えにくい「隠れた名所」ともなっている。町企画財政部広報広聴課は「珍しいサクラを楽しんでほしい」としている。(高津祐也)

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