オーロラ神秘の輝き しらせ甲板上
【南インド洋=塩原真】日本時間の12日未明(現地時間11日深夜)、オーストラリアから南極に向けて航行中の南極観測船「しらせ」の甲板上からオーロラが観測された。
オーロラはぼんやりとして、時折、雲のような形になった。発生時、同船は南緯52度30分、東経110度付近を航行中で、地球の中でも観測しやすい「オーロラ帯」に位置していた。
第57次南極地域観測隊の田中良昌さん(国立極地研究所)は「オーロラの出現に関わっている太陽風が速く、磁場も強かった。地球全体でオーロラが発生しやすい状態だった」と話した。
◆塩原真の南極特集サイト
・南極を切り撮る-十勝毎日新聞電子版