そば博、新得開催決定 来年9月3万人来客見込む
【新得】来秋、「日本そば博覧会(そば博)」(全国麺類文化地域間交流推進協議会=全麺協=主催)の新得開催が22日、正式決定した。来年9月19~25の7日間を開催期間とし、そのうち24、25の2日間に第15回しんとく新そば祭りとの併催で食イベントを実施する。両日で延べ3万人の来客を見込む。
同町は2013年度に16年度の開催地に名乗りを上げ、今年度、町が全麺協に正式加入。6月に新得開催の要望書を提出した。
この日午後0時半、全麺協北海道支部の佐藤正光支部長(空知管内奈井江町)が折笠政弘副支部長(幕別、全十勝手打ち蕎麦推進協議会会長)らとともに町役場を訪れ、全麺協の中谷信一理事長名による開催決定書を浜田正利町長に手渡した。清水輝男町観光協会会長らが同席した。浜田町長は「そばで頑張ってきたので本当にありがたい。せっかくの機会なので最大限取り組む」と抱負を語った。
同町ではすでに町、町観光協会、全十勝手打ち蕎麦推進協議会、十勝毎日新聞社などで構成する準備委員会を立ち上げており、今回の正式決定を受けて実行委員会に移行する。
来年のそば博は、「新そばの 香りたどって 新得町」をキャッチフレーズに1週間の開催期間を設け、「そば川柳コンテスト」や「そばと新得町の風景写真コンテスト」「地元小学生によるそば栽培体験写真展示」などの展示イベントを行い、メーンの食イベントは24、25日に実施。手打ちそば店は地元5店と町外から10店の計15店を予定し、そば打ち体験教室や素人そば打ち段位認定会、そば茶屋、わんこそば大会などを繰り広げる。(大野篤志)
<日本そば博覧会>
国内そば文化の交流を目的とした一大イベント。1992年から、全国各地で開催している。今年10月10~12日に第21回が長野県松本市で行われ、延べ16万2000人(主催者発表)が来場した。北海道内では上川管内幌加内町で3回、札幌市で1回開かれている。