十勝の風景「ずっと残り続ける」 武四郎役の嵐・松本さん
【札幌】北海道命名150年を記念してNHK札幌放送局が制作したドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」が6月7日午後7時半から、北海道先行で総合テレビで放送される。武四郎役を務める人気アイドルグループ嵐の松本潤さんが記者会見を行い、武四郎の印象を「圧倒的な熱量を持った人」と語った。
ドラマは武四郎が蝦夷(えぞ)地調査やアイヌとの交流などを通じ、松前藩によるアイヌへの搾取の実態を目の当たりにし、解決を図ろうと奔走する姿を描いている。昨年8月にクランクインし、冒頭の雪原を歩くシーンなどは鹿追町で撮影した。語りは中島みゆきさんが務める。
完成試写会と松本さんの記者会見は16日に同局で開催。松本さんは「広大な北海道を自分の足で測量し、アイヌとの交流を深めながら細かい地勢を調べるということは、よっぽどの情熱がないとできない。映像を通し、その熱量を持った武四郎像を描けたらと強く思った」と述べた。
十勝での撮影を振り返り、「めちゃくちゃ寒かったが、どこまでも真っ白な景色で興奮した。僕の中でずっと残り続ける風景」と話した。
全国放送は7月15日午後7時半から、総合テレビ。
(津田恭平)
◆「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」について
・公式ドラマ特設サイト-NHK公式ホームページ