珍しい茶色のシジュウカラ撮影 帯広の玉井孝明さん
帯広市の玉井孝明さん(72)が、羽や頭の部分が茶色のシジュウカラを帯広市内で撮影した。
シジュウカラは十勝でも帯広市街地などで一般的に見られる留鳥で、本来は黒っぽい灰色をしている。撮影されたシジュウカラについて、日本野鳥の会十勝支部の室瀬秋宏支部長は「羽がバフ色(薄茶色)に変異した非常に珍しい個体。見たのは初めて」と話す。
玉井さんは4年ほど前から、趣味で十勝管内の鳥を撮影。この4年間で約138種類を撮り、これまでも、十勝では初めて見られたという珍鳥キガシラシトドを偶然、カメラで捉えたこともある。
今回の茶色のシジュウカラは8月中旬、市内の川の周辺でたまたま撮影に成功した。玉井さんは「最初はスズメとシジュウカラのハーフではないかと思った」と話し、貴重な出合いを喜んでいる。(デジタル編集部=阿部加奈)