「たいきうどん」十勝産小麦に 尾田に自家製めん所開設 18日新装オープン
【大樹】大樹町のうどん専門店「たいきうどん」(柏木町9)を経営する「Spaces Plus」(スペースプラス、同町)は、町内尾田地区に製めん所を開設した。手打ち技術を再現する製めん機を導入、十勝産の小麦にこだわっためんづくりを展開する。たいきうどんはこれまで、香川県からめんを取り寄せていたが、これを機に自家製めんに切り替え、18日にリニューアルオープンする。「打ちたての風味を提供したい」と張り切っている。(能勢雄太郎)
同社はコンサル業務の傍ら、町内で「ホテルかしわ」を経営。たいきうどんは飲食部門として昨年6月、中華料理店跡を改装し開業した。
開設した「大樹製麺(めん)所」は、民間の農産物加工所内に入居。町の補助金を活用し、製めん機や、めん生地の熟成庫を配備した。代表取締役の白木謙佑さん(39)、たいきうどん店長の野澤龍之介さん(29)が製造を担当する。
十勝産小麦「きたほなみ」と、日本一の清流・歴舟川が育む水を使用するのがセールスポイント。甘めのつゆに絡むよう平打ちタイプにした。店では自家製めんへの切り替えを契機に、納豆、オクラ、ヤマイモ入りのまぜうどん、紅しょうが天が載ったうどんをメニューに加える。
同店は本場・讃岐のめんを使用していたが、オープン当初から地場産への転換を計画していた。白木さんは「製造能力に余力があるので、道の駅や通販でも生めんの商品を販売したい。十勝ではそばが主流だが、うどんの良さも広めることができたら」と話している。
たいきうどん(01558・8・7100)では18~20日、リニューアルを記念し、新メニューを特別価格で提供する。製めん所に関する問い合わせはホテルかしわ(01558・6・2177)へ。