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11月末までに仮復旧も凍結懸念 清水町の農業用水断水

住民に災害状況を説明し「早期に復旧したい」と話す高薄町長(中央)

 【清水】台風10号による大雨の影響で町内約210戸の農業用水が断水している問題で、町は26日、町役場大会議室で住民説明会を開き、11月下旬までに全管路を仮復旧する方針を示した。現行の水源復旧には数年かかると判断し、仮施設を設置して通水する。

 町の説明によると、芽室町の農家80戸にも水を供給している円山と、石山地区の2カ所で取水口や配水管などが損壊、断水した。町はJAの協力を得て緊急導入したミルクローリーなどで、一時的に水を貯めることができるファームポンド(円山11カ所、石山地区10カ所)に給水。しかし、このうち円山地区の3カ所は土砂混入などで使用できず、15戸はJAなどが個別対応で水を供給している。

 円山地区は今後、別の河川から水を引き、石山地区は導水路損壊箇所に仮設取水口を設置して仮復旧させる。高薄渡町長は「早期復旧に全力を尽くしたい」と話した。

 参加した酪農業大久保巌さん(63)は「通水しても、一部の場所では管がむき出しになっている。冬になると凍結の不安もある」と話していた。

 27日は午後7時から、御影農村環境改善センターで同説明会を開く。(小寺泰介)

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