繊細な女声合唱、3団体がジョイントコンサート 幕別
【幕別】十勝管内を拠点に活動している女性合唱団3団体によるジョイントコンサート「女声合唱によるコーラスファンタジー」が27日、幕別町百年記念ホールで開かれた。約40人による歌声は女声らしさと共に迫力ある響きとなり、来場者を楽しませた。
「女声合唱団アルシス」(武藤夢路団長、8人)、「ヴォワ・デ・フルール」(高橋亜香代表、17人)、「ノルドエコー」(久富徴子代表、15人)が出演した。3団体を代表して高橋代表は、「女声コーラスだけの珍しいコンサート。女性の繊細な歌声を楽しんで」とあいさつした。
「アルシス」の澄み切ったアカペラコーラスで幕を開け、約400人の観客を魅了した。3団体が4部に分かれて16曲を歌い上げ、1曲ごとに大きな拍手が送られた。小林徹士さんを指揮に迎えた合同合唱では、迫力も加えた歌声にアンコールが湧き起こり、「恋のバカンス」など2曲を聴かせた。
友人3人で来場した芽室町の福井恭子さんは、ピアノとフルートとの共演で披露された松任谷由実の「卒業写真」などに触れ、「素晴らしい世界に引き込まれた」と感動していた。
(馬渕智子通信員)