来月27日に音楽教諭らの講習会、「モデル合唱団」始動 団員募集中 音更
【音更】十勝管内の小・中学校の音楽教諭らでつくる十勝音楽教育研究会(会長・長谷川充下音更小学校長、会員47人)は、8月27日に音更町文化センターで開催する「合唱指導者講習会」で合唱を披露する「モデル合唱団」の団員を募集している。今月30日などに行う練習会への参加が条件で、長谷川校長は「町内の児童、生徒らに気軽に参加してもらいたい」と呼び掛けている。(内形勝也)
この講習会は同研究会と帯広市教育研究会音楽部会の主催。管内の小・中学校の音楽教諭らが一堂に会し、児童・生徒らによる実際のステージを通じて合唱指導の在り方などを実践的に学び、今後の指導に役立ててもらうことを目的としている。
「モデル合唱団」は、町内の小学3年から中学3年までの児童・生徒が対象。当日、音楽ユニット「アクアマリン」の「COSMOS(コスモス)」を合唱する。
既に下音更小と柳町小、下音更中の10人が名乗りを上げている。26日には町文化センター音楽室で、初めての練習会を行った。9人が参加し、ソプラノとアルトにパート分け。長谷川校長(56)と帯広清川中の森みゆき教諭(53)の指導で、約1時間半にわたって熱の込もった練習をした。
アルトパートの杉本新さん(11)=下音更小5年=は「合唱に興味があったので参加した。本番ではいい合唱をしたい」と力を込め、伊東成海さん(10)=柳町小5年=は「人前で思いっきり歌って目立ちたい」と話した。ソプラノパートの山崎伶奈さん(9)=下音更小3年=は「歌うことが大好きなので参加した」と笑顔を見せた。
練習会は、30日と来月23日にも、いずれも午後3時半~午後5時に町文化センターで行われる。モデル合唱団参加希望者は、必ずどちらかの練習会と本番に参加することが条件となる。長谷川校長は「できれば30人ぐらいの規模で合唱したい」としている。
指導者講習会では、兵庫県稲美町の「兵庫稲美少年少女合唱団」(代表・椿野伸二稲美天満東小教諭、同約60人)も来町し合唱を披露する。同合唱団は創立35周年で、海外公演なども行っている。
希望者は長谷川校長(090・5222・6180)へ。