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更別の「かむかむ教室」初めてのバスツアー 帯広のつがハウスで

栄養バランスのとれた食事を味わいながら、食生活について考えた参加者たち

 【更別】介護予防の一環として更別村が開催している「かむかむ教室」で、今年初めてバスツアーが行われた。栄養バランスの良いメニューを食べたり買い物したりと、楽しみながら食生活を考えた。(近藤周)

 かむかむ教室は、口内健康や栄養指導を目的に毎月1回、村内で開催。管理栄養士が考えた献立の料理教室や、村歯科診療所の足澤明彦院長などによる相談会を行っている。

 今回のバスツアーは、足澤院長が香川県まんのう町の取り組みを参考に、更別での開催を提案。村保健福祉課の保健師とも連携して開催した。普段から教室に参加する80~90代の村民9人が参加し、11月13日に行われた。

 ツアーで参加者は、帯広市内の交流施設「つがハウス」を訪れ、つがやす歯科医院の管理栄養士、羽根千尋さんから栄養指導を受けた。事前アンケートで参加者の栄養バランスを分析した羽根さんから「野菜は十分取れているが、たんぱく質が不足している」との指摘を受け、不足要素を補う「豆腐のお好み焼き」「サケの煮込みスパゲティ」などのレシピを学んだ。

 昼食には、つがハウスのスタッフによるバランスの良いメニューが提供された。十勝産のゴボウやナガイモなども使用し、そしゃくを促すメニューでもあることから、参加者たちは口を動かすことを意識をしながら食事を楽しんだ。

 金子秀子さん(90)は「自分で作るとどうしても献立が決まったものになって偏ってしまう。きょうのレシピを参考にしたい」と話していた。

 午後は羽根さんからの指導を参考に、自分に足りない栄養素を補うための買い物を市内のスーパーで実践した。

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