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ハート形にサクラ満開 帯広市の剪定が予期せず演出

ハート形に見える市道沿いのサクラ(29日、助川かおる通信員撮影)

 帯広市西1南16の山口英昭さん(74)方近くの歩道の植え込みにある見頃を迎えたサクラが、東方向から眺めるとハート形に見え、通行者たちの目を楽しませている。

 サクラは、山口さんの妻静江さん(74)の父の窪田利夫さんが40年ほど前に植えたものだという。静江さんは「母や父が毎年楽しみにしていた。いつも見事に咲いてくれる」と話す。毎年秋には英昭さんが肥料を与えている。サクラが電線に掛かりそうになったため、市が剪定(せんてい)した部分がくぼみになり、ハート形の樹形になった。

 28日には隣家に住む長女の加藤奈見さん(46)のもとに友人から「サクラがハート形に見える」とSNSでメッセージが届いたという。加藤さんの長男で帯広翔陽中1年の煌明さんは「知らなかった」と驚く。家族4世代の心をつなぐサクラは、今年も満開になりピンクのハートを形作った。(北村里沙)

ハート形にサクラ満開 帯広

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