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幕別出身の映像作家逢坂さんが故郷でトークと上映会 「馬橇の花嫁」制作中

「育ててもらった町に人生の歩みを報告したい」と話す逢坂さん

 【幕別】幕別町出身の映像作家逢坂芳郎さん(43)のトークイベントと作品上映会が23日午後2時から、幕別町百年記念ホール・大ホールで開かれる。「私にとって映画とは何か」と題して自身の半生や映画への情熱を語る。

 NPO法人まくべつ町民芸術劇場、町教委が主催。逢坂さんは幕別小、幕別中、帯広柏葉高、ニューヨーク市立大学ブルックリン校映画学科を卒業。コロナ禍のカンボジアのサーカス団を題材にした短編映画「リトルサーカス」が、上海国際映画祭金爵賞短編部門にノミネートされ、「第30回キネコ国際映画祭」で国際審査員賞を受賞した。

 2022年に映画製作のため帯広・十勝にUターン。現在は、昭和30年代の十勝の農村を舞台とした短編映画「馬橇(そり)の花嫁」を制作している。

 故郷で初めて単独で講演する逢坂さんは、「18歳まで幕別町で愛情を持って育てられた。そんな町の人に、こんな人生を歩んできたのだと報告したい。十勝の若い人で映像製作に興味がある人がいたら、自分の将来をどう生きていくのかの一つの参考例になれば」と話す。トークイベントに合わせて、「リトルサーカス」も上映する。

 午後3時半まで。入場無料。入場整理券を町役場、町札内支所、忠類総合支所、町教委で22日まで、同ホールでは当日まで配布している。未就学児は入場できない。問い合わせは同ホール(0155・56・8600)へ。(北村里沙)

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