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4年ぶり帯広卸市場まつり 来月1日 鮮度アップの海鮮丼提供

場外市場「一鱗」で、新技術による海鮮丼をPRする関係者(前列左から同市場の藤井延哉取締役、黒川組合長、村下栄蔵副組合長、同市場の太田茂夫取締役)

 帯広地方卸売市場(帯広市西21北1、高嶋昌宏社長)は10月1日、同市場で「食」を中心とした販売催事「おびひろ市場まつり」を4年ぶりに復活開催する。今年は人気の「海鮮丼」を新技術で真空パックにして提供するほか、新鮮食材を使ったプロの調理人によるグルメ食堂、産直野菜販売などを展開する。

 同市場は10月で創業110周年を迎える。市場まつりは普段、買い受け人など特定の人しか出入りしない卸売場(競り)への理解と、一般利用可能な場外市場「一鱗」のPRなどを目的に2001年に開始、1日で1万人以上が来場する人気催事。13年から休止し18年に復活したが、20年からはコロナの影響で再休止していた。

 海鮮丼は、同市場買受人組合(黒川義雄組合長)との共同企画。今年導入した新型の機器を使ってリキッド凍結したネタを真空スキンパック販売。「ドリップを大幅軽減でき、鮮度が高い状態で食べられる」と黒川組合長。500食限定、1食1500円。

 道全調理師会帯広支部の協力で「とかち食堂」と銘打ち、市場の食材などを使い、ズワイガニのパスタや天ぷら丼(各1000円、限定150食)などを提供する。マグロの解体ショーや、市場見学ツアーなども企画している。

 時間は午前9時~午後1時。詳細は同市場ホームページに掲載。(佐藤いづみ)

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