柏葉1、2年生8人が英検準1級合格、3年生7人も
帯広柏葉高校の1、2年生8人が今年度の実用英語技能検定試験(英検)で準1級に合格した。それぞれ部活動や受験勉強に励みながら、大学中級程度レベルとされる難関を突破した。
合格したのは1年生の太田凛菜さん、岩井結哉さん、2年生の大脇涼介さん、武者茉那さん、長谷川潤さん、村上心優さん、守岡葵さん、橋本朔さん。
1年生のうち、国際交流部の太田さんは1回目の挑戦で見事に合格。小学1年から帯広市内の英語塾に通い、小6で3級、中1で準2級、中3で2級を取得してきた。「国際連合で働きたい。ユニセフ(国連児童基金)で、困っている人たちを助けたい」と将来を語る。
同じく1年の岩井さんは「中学時代から4、5回目」となるチャレンジで合格をつかんだ。小学5年から英会話教室に通い、小6で準2級、中1で2級を取得したが「準1級の壁が高かった」。試験に向け「とにかく英単語を詰め込んだ。ライティングの問題にも毎日取り組んだ。諦めないでよかったと思いました」とほっとした表情を見せる。高校では数学研究部に所属する。
同校によると、中3になる直前にコロナ禍となった現在の2年生は、中学時代に英検にチャレンジする機会が少なかった世代だったという。
弓道部の大脇さんは2回目の挑戦で合格し、「リーディングで80%取れていたので『受かったな』と思った。次はもちろん1級です」と意欲を語る。一発合格したバスケ部の長谷川さんも「自信はあった。(次の目標は)大学の現役合格。英検は大学合格後にまたチャレンジしたい」と話す。
今年度は3年生7人も準1級に合格。合計15人の合格は過去3年で最も多い。(澤村真理子)