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つくば開成高校と連携 オンライン家庭教師「さざれいし」

つくば開成高校とさざれいしのパンフレットを手にする大澤さん

 NPO法人地域子育てネットすくさぽ(帯広)代表理事の大澤浩介さん(45)が運営する、不登校の児童生徒や勉強が苦手な子を対象としたオンライン家庭教師「さざれいし」が、広域通信制のつくば開成高校(茨城県牛久市)の「学習等支援施設帯広キャンパス」に指定された。レポート指導などで、高校卒業の単位認定を目指す生徒たちをサポートしていく。

 さざれいしは、管内大手学習塾に16年間務めた経験を持つ大澤さんが2020年11月に開設。十勝をはじめ、管外や道外の小中高生合わせて約20人が学んでいる。

 つくば開成高校との連携は、さざれいしを利用する高校生の1人が、在籍する通信制高校を続けられなさそうになっていることがきっかけとなった。利用者たちにとって高校卒業が一つの目標となることもあり、目標達成のためのサポートをしていくことを決めた。

 同校の単位認定の柱は「レポート課題」「スクーリング(面接指導)」「テスト」。さざれいしでは、レポートに一緒に取り組んだり、学習計画を立てることを支援する。

 同校では主要教科のレポートが習熟度別に分かれていることや、スクーリングが年2回で生徒の負担も少ないことが決め手となった。

 大澤さんは「高校卒業を目指せることが希望になる場合もある。(さざれいしの支援で高校卒業を目指せることが)“お守り”のようになれば」と話す。

 通信制高校サポートコースはメンタルサポート・キャリアコーチング(年3万円)、学習ペース伴走支援(年1万2000円)などが必要。道内での学習等支援施設キャンパスは4校目となる。(澤村真理子)

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