空手道巴の３選手準優勝 オープントーナメント道大会
オープントーナメント全北海道選手権で準優勝した空手道巴の（左から）佐々木龍之介、佐々木杏、岡和田乃音
フルコンタクト空手の第２４回オープントーナメント全北海道選手権大会（６日・札幌市道立総合体育センター）で、帯広の空手道巴（中島英詞師範）の３選手が健闘した。小学６年男子上級の佐々木龍之介（栄）、同５年女子の岡和田之音（のん、稲田）、同３年女子の佐々木杏（栄）が、それぞれ準優勝した。
野球と二刀流の佐々木龍は３年ぶりの大会参戦。「緊張感があったが、初戦に勝ってリラックスできた」。初戦、準決勝ともに得意のひざ蹴りで圧勝。決勝は決め手なく延長へ突入、「スタミナが切れてガス欠になった」と手数の差で敗れた。「打たれないよう半身になればよかった。次は優勝したい」と振り返った。
岡和田も久々の大会だったが、初戦は「ローキックを効かせられた」と緊張を乗り越えて勝利。決勝は前に出たが、「頭が回らず、回り込む動きができなかった。悔しい内容」と押し負け判定で敗れた。チアリーディングにも取り組んでおり、体の柔軟性には自信がある。さらにパンチの技術を磨くつもりだ。
佐々木龍の妹の杏は初の大会。デビュー戦は序盤こそ下がったが、回り込んで押し返して勝利。決勝は相手の連続前蹴りに苦戦し、ローキックで反撃したが敗れた。「効いたと思った時に攻撃できなかった」と反省も、「先生のアドバイスでいろいろできるようになった」と、試合の楽しさを感じたようだった。（古川雄介）
