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シマエナガのお神酒が人気 帯廣神社

シマエナガが描かれたお神酒のカップ酒

 帯廣神社(大野清徳宮司)が祈祷(きとう)を受けた人らに授けている、シマエナガのイラストが描かれたお神酒が神社好きや愛鳥家に人気だ。

 同神社では2018年から、境内に生息するシマエナガをモチーフにしたオリジナルの御朱印帳やおみくじなどを制作。その多くは大野宮司がデザインを手掛け、今回のお神酒も大野宮司がイラストを描いた。

 イラストは「最近のレトロブームを意識した」と大野宮司。数羽のシマエナガが赤い枝に止まってこちらを見つめており、何ともかわいらしい。4月から配布を始めたところ、SNS上では「お神酒目当てにご祈祷も申し込んじゃいました」などと評判を呼んでいる。大野宮司は「飲み終わった後も、コップやペン立てとして再利用してもらえたら」と期待している。

シマエナガのお神酒を手にする佐々木権禰宜

 もともと同神社のお神酒は取り立てて特徴はなく、「せっかくなら、帯廣神社に来た思い出を残せるものを」と、大野宮司ら神職が発案した。しかし、実現までの道のりは険しかった。お神酒の製造を依頼していた男山(旭川市)に企画を持ち込むも、輸送や制作コストなどの関係で交渉が難航。それでも約2年間、根気強く課題を解決し、実現に至った。「長い時間をかけたかいがあり、満足いく仕上がり」と大野宮司も納得の表情を見せる。

 6月30日からは、交通安全を祈る「道中安全持ち帰り祈祷」の授与品セットにもお神酒が入っている。佐々木昌和権禰宜(ごんねぎ)は「キャンプやツーリングに行く際はぜひ立ち寄っていただき、旅の夜に熱かんにでもしてお神酒を楽しんでもらえたら」と話す。

 初穂料は一般祈祷が5000円、持ち帰り祈祷は3000円。問い合わせは同神社(0155・23・3955)へ。(山田夏航)

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