白樺野球部、屋内練習場再建へ 1月の大雪で屋根つぶれる
1月の大雪で屋根がつぶれる被害を受けた白樺学園高校野球部の屋内練習場が再建されることになり、工事が始まった。建設地は前の練習場と同じ校舎西側で、7月中の完成を予定している。
屋内練習場は同部が甲子園に初出場した2006年に管内外の企業や個人から寄せられた協賛金の一部を使い、07年1月に完成した。年間を通してバッティング練習などに使われてきた。
今年1月11日から12日にかけての大雪で、軽量鉄骨製の屋根の中央が大きくつぶれた。同校が修繕できるか検討し見積もりを行ったところ、損害保険で大半を賄えることが分かり、再建の方針を決めた。
総工費は約2800万円で、以前の屋内練習場よりも1000万円ほど高額となった。資材高騰の影響のほか、同様の大雪でもつぶれないよう資材を強化し、天井の高さは最大で7・4メートルと急勾配にして雪が落ちるようにする。面積は428平方メートル。
野球部は冬の間、駐輪場でティーバッティングの練習をするなどしてしのいできた。今月下旬から全国高校野球選手権北北海道大会十勝支部予選が始まる。亀田直紀監督は「全く先が見えない(冬季の)3カ月だった。再建はありがたい。この喜びを力に変えていきたい」と意気込む。(澤村真理子)