「上出来」「感動した」堀川選手の滑りに白樺学園高スケート部の仲間も興奮
堀川選手が所属する白樺学園高校スピードスケート部の関係者も力走に沸いた。女子スケート部前主将の中西琴菜さん(18)=3年=は下宿先で後輩とともにレースを見守った。「緊張していたと思うけど、レースには影響していなかった。そばで頑張っているところを見てきたので感動しました」と仲間の勇姿を喜んだ。
レース直後、友人数人でつくるラインのグループ通話に堀川選手も参加し、「お疲れ~」と声を掛けると「ありがとう」と明るく応えたという。
帯広市内の自宅で観戦した和田貴志監督(45)は「スタートはいつものリズムを作れていない感じがしたが、後半になるにつれてどんどん良くなった」とし、「日本ジュニア記録を(自ら)塗り替えた。できたばかりのリンクはあまり滑れないものだが、長野(北京五輪日本代表選手選考競技会)のタイムを切ってくれて上出来。素晴らしい」とたたえた。
まだ18歳の教え子に「次の五輪では他の種目でもメダルを狙ってほしい」と期待を込めた。
(澤村真理子)