帯広柏葉高生が“先生”に 小中学校でインターンシップ
帯広柏葉高校の1、2年生7人が15、16の両日、帯広小学校と帯広翔陽中学校でインターンシップ(職業体験)に臨んだ。授業の補助や児童・生徒との交流を通して、教員の仕事の一端に触れた。
小中学校でのインターンシップは道教委が主催。教員の職務に理解を深め、教職に魅力を感じてもらう狙いがある。
帯広小には、いずれも教育関係の仕事に関心があるという1年生のシンボ陸さん、藤田綺花さん、清水唯花さんが訪問。15日は低学年、16日は高学年のクラスに入って教員の仕事を体験した。
初日に2年生を担当した藤田さんは、図工の授業などで担任の補助に当たった。色画用紙を輪にして頭や腰に付ける飾りを作り、ネコやライオン、王様などに“変身”する児童たちに目を配り、制作を手伝ったり声掛けをしたりした。「みんな元気で素直でかわいい。(体験した教員の仕事は)すごく楽しいです」と充実した表情を見せた。
1年生のクラスに入ったシンボさんは「勉強だけでなく、特に1年生は生活面でも教えることがいろいろあり、大変だと思った」、3年生を担当した清水さんは「算数の授業中に分からないという児童に教えてあげると、お礼を言われた」とし、それぞれ教員の苦労ややりがいに触れた様子だった。(澤村真理子)