渋沢の功績や出演者のサインなど多彩に NHK帯広放送局で「青天を衝け」展
NHK帯広放送局(帯広市西5南7)のロビーとギャラリーで、大河ドラマ「青天を衝(つ)け」展が開かれている。ドラマの主人公、実業家の渋沢栄一は北海道や十勝とも縁があり、そのつながりを伝える展示や出演者のサインなどが関心を集めている。
ドラマは幕末から明治へと変わる激動の時代、近代日本の礎を築いた渋沢の青年期を描く。渋沢は清水町開拓の基礎となった「十勝開墾合資会社」など道内でも数多くの事業に携わり、その功績やドラマを身近に感じてもらおうと、放送開始(2月14日)に合わせて展示会を企画した。
渋沢を演じる吉沢亮さんら出演者12人のサイン入り色紙や、ドラマに登場する小道具などを展示。吉沢さんや徳川慶喜役の草彅剛さんらの等身大パネルは、写真撮影ができる。「渋沢栄一と北海道」と題した展示では、清水町の農場をはじめ渋沢に関連する道内20の事業とその写真、1908年に初めて来道した際の行程表などを縦3メートル、横4メートルの大きさにまとめた。
連続テレビ小説「なつぞら」で青年画家山田天陽を演じた吉沢さんからは十勝の視聴者へ映像と手書きのメッセージがあり、「十勝での撮影中はご飯がおいしかった。(コロナ禍が)落ち着いたらまたお邪魔したい」などと伝えている。
開場は平日が午前9時半~午後6時。土・日曜、祝日は午後5時まで。会期は特に決めていない。(安田義教)
見どころを解説 27日にセミナー
【清水】NHK帯広放送局などは大河ドラマ「青天を衝け」に合わせ、27日午後2時から清水町文化センターで文化セミナーを開く。渋沢栄一に影響を与える剣術家役で「なつぞら」の番長役でも知られる俳優の板橋駿谷さんや、ドラマの芸能考証、制作統括を担当したスタッフが、舞台裏や撮影中のこぼれ話、ドラマの見どころを話す。
参加無料で事前申し込みが必要。住所、名前などを明記して往復はがきで申し込む。8日必着。問い合わせは同放送局(0155・23・3111)へ。