ステッファー死ぬ 道内唯一のアメリカバイソン 27歳6カ月
おびひろ動物園が飼育していた道内唯一のアメリカバイソン「ステッファー」(雌)が13日に死んだ。27歳6カ月だった。
北米の草原に広く分布し、寒さに強い種とされる。ステッファーは1993年7月1日に同園で誕生。今月9日に起き上がれなくなり、点滴を受けていた。同種では静岡市立日本平動物園の「モモ」(雌、27歳7カ月)に次ぎ、国内2番目の長寿だった。
寿命は20歳前後とされている。柚原和敏園長は「人気が高く、たくさんのファンに愛された。長く生きてくれて感謝している」と語った。
帯広商工会議所は創立100周年事業としてこの春、同種の雄と雌を一頭ずつ寄贈する予定で、同園では繁殖を目指すという。