三弦サークルが初のお披露目へ 浦幌
【浦幌】三味線の愛好家らでつくる浦幌三弦サークル(谷口英樹代表)が4日、初のお披露目となる加藤流三弦会(加藤恵理奈代表、帯広)主催の「おさらい会」(8日、帯広市)に向けて最後の全体練習に臨んだ。
「おさらい会」では、浦幌小の榊原清香さん(10)、静香さん(9)、園香さん(7)の3姉妹と、同校の渡部新大君(7)と浦幌幼稚園の遥翔君(5)の兄弟、谷口代表と保護者ら5人が三味線と和太鼓を中心にチューリップとソーラン節を披露する。
同サークルは昨年末に発足。道内を拠点に活動する津軽三味線奏者の新田昌弘さんと、和太鼓奏者しんたさんによるユニット「和心ブラザーズ」の浦幌公演を鑑賞した子どもらの「やってみたい」という求めに応じて、谷口代表が民謡、三味線、和太鼓などの愛好家らを集めた。幼稚園児1人と小学生4人、大人5人のメンバーがそろった。
新型コロナ禍の中で思うように練習はできずにいたが、今年6月から毎週水曜に子ども、大人それぞれ1時間ずつ練習を重ねてきた。谷口代表は「『おさらい会』は、皆で精いっぱい頑張りたい」と意気込む。
4日夕方、最後の全体練習を町中央公民館で行った。加藤代表を招き、本番に向けて最終的な確認をした。三味線を演奏する渡部兄弟は「緊張するけど楽しくやりたい」と笑顔を見せた。また、三味線を披露する榊原清香さんと静香さんは「うまく弾けるか心配だけど頑張りたい」とし、和太鼓をたたく園香さんは「緊張するけど頑張る」と話していた。
おさらい会は、8日午前9時45分開演。帯広市内の大空会館(大空町12)で加藤流三弦会の所属団体が出演する。加藤代表は「しっかり換気、ソーシャルディスタンスをとって安全に楽しくできれば」と話している。(内形勝也)