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コープ「大総菜化」十勝1号店ベルデであすから

十勝産大豆を使ったベルデ独自の「おとうふサラダ」をPRするスタッフら(右が阿部本部長)

 コープさっぽろ(札幌市)は15日、全道で進めている店内調理強化策「大惣菜化プロジェクト」の売り場を、十勝では初めて「ベルデ店」(西17南4)に開設する。

 コープはこれまでも店内調理を行っているが、多くのアイテムが江別の工場で一括製造され、各店舗に配送されている。同プロジェクトでは農産・畜産・水産・デリカの各部門がそれぞれ仕入れた食材を使った総菜を開発し、店内での調理提供を強化する試み。1パック200円前後の価格帯を主軸に、2月からスタートさせた。全道のコープ21店で導入、売り上げを伸ばしているという。

 新たに提供するメニューは約60アイテム。若鶏ムネステーキ(100グラム税別198円)、鮮魚売り場のサケなどを使った「脂ののった焼き魚弁当」(458円)など。中でも、「おとうふのサラダ」(158円)はベルデ店独自の試みとして、十勝産大豆を使った直営工場の豆腐を使用した品となっている。

 ベルデ店では昨年10月に改装し総菜を強化していたが、今回のプロジェクトを実施することによって半数以上が店内調理対応になる。開設に向け、各部門のバッグヤードに調理機材を導入するなどの改装工事を進めてきた。各売り場に平台など専用コーナーを設ける。阿部祐次帯広日高地区本部長は「通常の工場配送の総菜も、種類を減らさず展開したい。新事業の導入で売り上げ15%増を目指す」としている。(佐藤いづみ)

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