製造施設段階的に一般開放へ 池田・ワイン城
【池田】一般社団法人いけだワイン城(池田町)は12日から毎週土・日曜と祝日に、新型コロナウイルス対応型のワイナリーツアーを開く。コロナ禍で休止している製造施設内の一般開放をガイド付きで段階的に再開するもので、ワイン城が6月20日にリニューアルオープンして以来初めてとなる。
ツアー内容は、城内ガイド(2人)の案内でワイン城東側にあるC倉庫内のスパークリングワイン製造施設、ワイン城の地下熟成室、ワイン城1階のブランデー蒸留室を約45分間見学する。3カ所それぞれに設置されているバーカウンターは開放しない。
見学後はワイン城2階のライブラリーに移動し、本格シャンパン方式で醸造されたスパークリングワイン、樽(たる)熟成した赤ワイン「山幸」、一切の加水を行っていないブランデー原酒をつまみ付きでテイスティングする(約30分間)。ガイドは町ブドウ・ブドウ酒研究所の安井美裕所長、内藤彰彦専門員が務める。
開催日は午前の部(午前11時~午後0時15分)、午後の部(午後2時~同3時15分)の2回実施。各回定員10人。参加料は1人2000円。車の運転や未成年者などの理由でテイスティングを希望しない人は施設見学のみ無料で参加可。同法人の関川幸佑統括マネジャーは「製造施設を全面開放することはまだできないが、ワイン城をできる限り楽しんでもらいたい」と話している。
基本的に開催日の3日前までに要予約。12日のツアーは10日まで予約を受け付ける。当日は健康管理票の記入と検温の実施、マスク着用の他、テイスティング時のワインの吐き出しは禁止する。申し込み、問い合わせは同法人(015・578・7850)へ。(内形勝也)