帯広の高橋玲光さん、うちわウェブ書道展で準グランプリ
うちわ型のテンプレートを下敷きに、自由なテーマで書いた書道作品を全国から募った「うちわWeb書道展2020」(全日本書芸文化院主催)で、帯広市の高橋玲光さん(玲光書院主宰)が準グランプリに輝いた。受賞作品は「涼やか」。高橋さんは「十勝の夏の爽やかな風を全国に届けられたら、との思いを込めた」と話している。
同団体は書道講習会や段級位認定、全国コンクールなどを実施している。今回のウェブ書道展は、新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に書道展が中止になっていることを受け、初めて企画した。全国から283点の応募があった。
高橋さんの受賞作品は「涼」の一文字にキキョウの花の絵を添えた。花は自宅庭先で7月に咲いたものがモチーフで、「外に出る機会がない中、風に揺れている花の姿に引きつけられた」という。
高橋さんは帯広で書道教室を主宰、5歳から70代まで幅広い世代を指導している。今回のコンクールでは、書の教え子であり孫でもある坂入康太君(静岡県)も目良丹崖賞(審査員特別賞)を受けた。(大木祐介)
そのほかの十勝管内の入賞者は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞=葛西青風(足寄)
▽デザイン賞=小栗花笑(本別)櫻井妙光(足寄)馬渕朋哉(音更)馬渕直子(本別)
▽アイデア賞=櫻澤琴美(帯広)