おびひろ動物園でタヌキの赤ちゃん5匹保護 すくすく成長 夏に公開
おびひろ動物園(柚原和敏園長)で、芽室町で保護されたエゾタヌキの赤ちゃん5匹がすくすくと育っている。同園は今夏にもエゾタヌキ舎に移し、一般公開する予定だ。
タヌキは5月30日に芽室町内の林で保護され、同園が十勝総合振興局に連絡し引き取った。けがを負った雄の親タヌキは死んでしまったが、生後10日ほどとみられる5匹の子タヌキは無事に成長中。
現在は園内の動物病院で飼育され、展示飼育係や獣医師が1日3回、ミルクや離乳食を与えている。体長は30センチ、体重も1・5キロほどに。エゾタヌキ担当の中山大志さん(28)によると、子タヌキは元気に跳びはねており、体調は良好という。
同園は雄3匹を「あめ」「りく」「しろ」、雌2匹を「ゆき」「うみ」と名付けた。ブログやツイッターで写真や動画を公開し、関心を集めている。中山さんは「すくすく元気に育っている。夏に公開予定なので、会いに来てくれたら」と話している。
同園のエゾタヌキは3月に「シロ」(雄)が死に、「あん」(雌、8歳)1匹のみだった。5匹が加わり、にぎやかになりそうだ。(松田亜弓)