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帯広消防署柏林台出張所が運用開始

署長が訓示し、運用が始まった帯広消防署柏林台出張所(1日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

 6月に竣工(しゅんこう)した、とかち広域消防局の「帯広消防署柏林台出張所」(帯広市柏林台西町2)が1日、運用を始めた。午前中、職員への辞令交付と訓示が同出張所であり、消防活動や災害時の新たな拠点として始動した。

 西、緑ケ丘の両出張所を統合した市内5番目の出張所。弥生新道沿いの市休日夜間急病センター北側で昨年6月に着工した。

 この日は午前8時半から辞令交付が行われ、須藤貴弘所長(前緑ケ丘出張所長)ら職員が編田浩也帯広消防署長から辞令を受け取った。西、緑ケ丘両出張所からの、それぞれ12人が新出張所で勤務。編田署長は訓示で「複雑化する自然災害や緊急時に対応し、使命感を持って市民の負託に応え、愛される出張所にしてほしい」と激励した。

 新たな出張所は、大規模地震にも耐える鉄筋コンクリート造り2階建ての庁舎(延べ床面積914平方メートル)と、はしご・ロープ登はん訓練設備、人命救助や放水の訓練などを行う鉄骨製訓練設備、市消防団第3・4分団詰め所を備える。

 配備された消防車両は4台。停電時にも活動を可能とする非常用発電設備(72時間対応)も設置されている。(大谷健人)

関連写真

  • 運用が開始された帯広消防署柏林台出張所(1日午前9時10分ごろ、新井拓海撮影)

    運用が開始された帯広消防署柏林台出張所(1日午前9時10分ごろ、新井拓海撮影)

  • 車両庫の前で署長の訓示が行われ、運用が開始された帯広消防署柏林台出張所(1日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

    車両庫の前で署長の訓示が行われ、運用が開始された帯広消防署柏林台出張所(1日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

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