ジュエリーアイスポスター、全国3年連続入賞 豊頃
【豊頃】十勝川河口付近の大津海岸に真冬に打ち上がる氷塊「ジュエリーアイス」を題材にした観光ポスター(3枚1組)が「第68回日本観光ポスターコンクール」(日本観光振興協会)で3年連続で入賞に選ばれた。インターネットによるオンライン投票でも全体の3位に輝いた。全国から139作品の応募があり、国土交通大臣賞をはじめ、入賞(5作品)など優秀作品11点が選ばれた。
ジュエリーアイスを題材にした観光ポスターは、町観光協会(大谷友則会長)が制作した。札幌在住の写真家岸本日出雄さんが撮影した2点と、ジュエリーアイスの名付け親で帯広市の写真愛好家浦島久さんが撮影した1点の画像を使って「ジュエリーアイス~宝石を探す旅」をテーマに3枚1組でエントリーした。
町観光協会は第66、67回に続き3回目の応募。3枚のポスターの右上には、それぞれジュエリーアイスを宝石に見立てたタイトルが記されており、岸本さんが「願いを叶えるダイヤモンド」と「恋人と見たい ピンクトパーズ」の2点を担当し、浦島さんは「未来を照らす ブルーサファイア」を撮影した。B1サイズ(たて約1メートル、よこ約73センチ)で各100枚計300を印刷し、町役場や十勝観光連盟事務局(帯広)などに配布した。
審査の結果を受け、町観光協会事務局は「3年連続で入賞できたことは大変喜ばしい。豊頃町の観光資源であるジュエリーアイスの認知度がさらに高まれば」と話している。
同コンクールは1947年に始まった全国公募展。今回は全国の応募作品を対象に1次審査で上位34点まで絞り込み、一般市民参加のインターネット上での人気投票(2月)も行った。
その後、評論家の山田五郎さん、写真家で映画監督の宮澤正明さん、グラフィックデザイナーの左合ひとみさんら専門審査員を交えて3月4日に日本消防会館(東京)で審査会が行われた。(内形勝也)