なっちゃん隊の「お薦め」を紹介 なつぞら観光パンフ完成
NHK連続テレビ小説「なつぞら」の放送に合わせて、JR北海道釧路支社と十勝総合振興局の共同制作によるパンフレットが完成した。花の名所や地元住民に愛される飲食店など、従来の観光情報ではあまり取り上げられていなかったスポットを紹介している。
十勝総合振興局の女性職員による「なっちゃん隊」が、掲載場所の選定を担当した。桜が美しい「桜六花公園」(中札内村)、ふわふわの食パンが人気の「高橋菓子店」(足寄町)、ハッカクが食べられる「味の八幸」(広尾町)など19市町村の26カ所を掲載している。
「なつぞら」が酪農とアニメを題材としていることから、十勝で農業の傍ら芸術作品を残した神田日勝と坂本直行の美術館も取り上げている。なっちゃん隊が推薦する観光スポットを回るのに便利な、交通機関の時刻表や料金プランも示した。
5万部製作し、道内の主要駅に配置。十勝総合振興局が参加するイベントでも配布している。
同振興局は「パンフレットを参考に、いろんなスポットに寄り道してもらい、十勝に長く滞在してほしい」と話している。(伊藤亮太)