60年の活動に幕 池田うもれ木の会解散式
【池田】町内の歌人でつくる「池田うもれ木の会」(佐藤悠美子会長、会員9人)の解散式が9日、町内の飲食店「香味屋」で行われた。現会員と元会員が集まり、同会の足跡を振り返りながら、持ち寄った思い出の短歌1首を読んで60年の活動に幕を下ろした。
解散式には現会員7人と元会員3人の計10人が参加。佐藤会長が「きょうは集まったみんなで60年の活動を振り返りながら楽しいひとときを過ごしましょう」とあいさつ。
続いて、会員歴60年を迎えた最古参会員の平泉千代子さん(99)に花束を贈呈。事業報告を確認し、最後の決算を承認した。
引き続き、昼食を囲んで同会の足跡を年譜とともに振り返り、思い出話に花を咲かせ、最後はそれぞれが持ち寄った短歌を読んで合評した。
平泉さんを最高齢に、同会員9人の平均は85歳。会員の高齢化が進む中で、毎月1回開く例会の継続が難しくなり、節目を契機に、一区切りすることに決めた。
同会は解散したが、一部の会員らは今後も自分たちのペースで短歌活動を続け、不定期に集まることにした。(内形勝也)