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自慢のまなびや(緑丘小、五中) まちマイ五中エリア編

240号を数える広報誌「みどりが丘」を手がけるPTAの広報部会

■ママ記者奮闘―緑丘小
 帯広緑丘小学校(楜澤実校長、児童505人)のひそかな自慢は、PTAの広報部会が製作する広報誌「みどりが丘」だ。仕事や子育てに忙しいお母さんたちが手がける全8ページの広報誌は、子どもと保護者、教員をつなぐ大事なツールのひとつとなっている。

 昭和の時代から作られ、今年度の3学期末には240号が発行される。現在は1学期末と3学期末、年2回の発行。夏は運動会の模様や職員室の紹介、冬は卒業式や進級の話題などを掲載している。

 取材から執筆、撮影、校正まで自ら行う本格的な製作ぶりで、作業が佳境に入る時期には広報部会の母親ら20~30人が幾度も集まる。部会長を務める松浦めぐみさんは製作作業をしながら「ずっと昔から続く大事な広報誌。250号も、300号も、きちんと発行されるように願っている」と笑っていた。(奧野秀康)



ベストフェイバ―を紹介する五中生徒会。前列右が的場生徒会長

■親切の寄せ書き―五中
帯広第五中学校(川口久校長、生徒347人)では、誰かの親切な行為を寄せ書き風に書き込む「ベストフェイバー」が行われ、生徒間で良き点を形に表し、見る者を笑顔にしている。

 10年近く続く取り組み。昨年3月の卒業式には、卒業する3年生に向けた特別版「桜ベストフェイバー」を初めて製作した。

 通常版は3カ月に1回のペースで作られ、各教室や廊下に貼り出される。「シャープペンを拾ってくれた」「勉強を教えてくれた」「笑わせてくれた」など、日常の中で感じた親切一つひとつはささやかなことでも、クラス分が集まると大きな思いに。

 ベストフェイバーを主導する生徒会の的場小乃実会長(2年)は「みんながみんなを認め合える取り組み。たくさん書かれることで達成感や喜びを感じてほしい」と話している。(藤島諒司)

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