粟野さん、三浦さんが準グランプリ受賞 「十勝の食」写真コンテスト
十勝にまつわる食べ物と人との関わりなどをテーマにした「『十勝の食』フォトコンテスト」(十勝圏複合事務組合主催)の入賞作品が、4日発表された。グランプリは該当作品がなく、準グランプリに粟野秀明さん(芽室)と三浦早智子さん(音更)の作品が選ばれた。
十勝の魅力を内外に発信する目的で2016年度から開催し、これまで「しごと」「まち」をテーマにコンテストを行ってきた。今回は十勝に暮らす人と「食」の日常や、来勝した人と「食」の出合いなどを撮影した作品を募集し、十勝管外6人、道外1人を含む43人から95点の応募があった。
準グランプリを受賞した粟野さんの「LOVE LOVE じゃが!」は収穫作業時に見つけた変形イモを写した1枚。農業を営む粟野さんは「ハート形のジャガイモを見つけて、カメラに見せてくれるわが娘です。畑での楽しい様子が伝わればと思い撮影しました」と受賞を喜んだ。
収穫したばかりのニンジンと愛犬の触れ合いを捉えた「採れたてだよ!」を撮影した三浦さんは、「難しいテーマだっただけに受賞はとてもうれしく思う」と話した。
入賞作品は3月中旬に帯広市内の藤丸7階催し会場で写真展を開催するほか、移住フェアで配布するパンフレットやスライドショーに作品を使用する予定。作品を集めた冊子も発行する。(折原徹也)
その他の入賞作品は次の通り。(敬称略)
◇優秀賞
▽「急がねば」菅野政一(更別)
▽「黄昏時」西岡尚央(帯広)
▽「長いもの収穫」佐藤陸生(江別市)
▽「つまみ食い」平塚榛(帯広)
▽「ほっぺがとろけちゃう」石田めぐみ(北広島市)
◇特別賞
▽「大地がみんなを育てている」沖田芳子(帯広)
▽「清水町『牛玉ステーキ丼』」濱崎暢子(同)
▽「ウトゥラノ イペアン ロ(アイヌ語で“一緒に食べよう。”)」上野竜侍(幕別)