冬の使者、ハクチョウ飛来
秋が深まる中、「冬の使者」とされるハクチョウが十勝地方に飛来している。緑が残る畑で、雪を思わせるような純白の羽を休めている。
ハクチョウは越冬のため、ロシア極東などから十勝に飛来。多くは本州まで南下するが、一部は十勝で越冬する。
20日午後4時ごろには、幕別町内の畑にオオハクチョウ約100羽の姿があった。ゆったりと羽を休めた後、家族とみられる群れごとに飛び立っていった。
日本野鳥の会十勝支部によると、十勝への飛来は例年同様に今月中旬ごろから始まった。室瀬秋宏支部長は「水面に浮かぶ姿だけではなく、青空を背景にV字編隊で飛ぶ姿もきれいだ」と話す。(池谷智仁)