自慢のまなびや「池にコイが泳ぐ-八中」 まちマイ八中編
帯広第八中学校(能戸貴英校長、生徒423人)の中庭には他校ではなかなか見かけない池がある。直径5メートルほどの円を2つ連結させた形から、通称「八の字池」と呼ばれ、生徒たちの憩いの場になっている。
開校3年目の76年に原型が作られ、82年の整備で八の字型に。2007年に雑草の刈り取りや芝生の貼り替え作業などを行い、美観を取り戻した。
学校の隣には貴重な自然環境が残る大山緑地があり、「学校の中にも自然に親しめる環境を」との趣旨から作られた。水は大山緑地から引っ張っている。
池にはコイやニジマス十数匹が泳いでおり、カモも見られる。昼休みには多くの生徒が集まり、学校にいながらも気分はピクニック。毎日訪れるという1年の平塚珠蓮さん(12)は「気分転換にぴったりな落ち着く場所」と友達との歓談を楽しんでいた。(藤島諒司)