自慢のまなびや「体育専科教員-若葉小」 まちマイ八中編
帯広若葉小学校(早川一之校長、児童474人)は道教委の「体育専科教員活用事業」の指定を受け、帯広市内では唯一、体育専科教員が配置されている。
同小の飯島恵美子教諭は、スピードスケート選手として国体で優勝経験をもつ。高校進学で来勝し、白樺学園高、筑波大(茨城)を卒業し道教員に採用。最初の赴任校が同小だった。
「2世代にわたってのつながりもあり、不思議な縁を感じる」と飯島教諭。生活の中に、健康増進を目的とした体を動かす土台作りを心掛ける。スケートで滑った距離を積算して全国を地図上で旅する「スケートマラソン」や「体育だより」、「スポーツ名言集」など児童の興味をひく取り組みに工夫を凝らす。
「1~6年生まで学校全体に関われることが幸せ。できないことができるようになる過程に寄り添うことで、成長を間近で感じられる」と魅力を語った。(石川友史)