「夏空」ロケで十勝観光誘致促進を、協議会設立
2019年放送予定のNHK連続テレビ小説「夏空」のロケ受け入れを支援する「応援推進協議会」の設立総会が、19日午前10時から帯広市内の経済センタービルで開かれた。会長には、十勝観光連盟と帯広観光コンベンション協会の会長を務める梶原雅仁氏が就任。2018年度から3年間、各種支援事業に取り組み、管内のロケ地を新たな観光資源として定着させたい考えだ。
「夏空」は終戦直後の十勝で育った主人公が、高度経済成長期のアニメ業界で生き抜く姿を描く。ヒロインは若手人気女優の広瀬すずさんが務める。
同協議会は市、帯広観光コンベンション協会、帯広商工会議所、十勝観光連盟が事務局となり、関連する30団体で構成。今年度は主にロケ受け入れを支援。2年目はロケ地を訪れる観光客の受け入れを支援、3年目はロケ地を観光資源として残す取り組みを検討している。
設立総会には約30人が出席。田中敬二副市長やNHK帯広放送局の山本健一局長らがあいさつし、役員案を承認した。今年度はステッカーや看板、ポスターの作製、イベントの実施などを予定する。今年度の予算は総額1000万円で、市や商工会議所などが負担する。同協議会を構成する主要団体の現場責任者を中心に、幹事会も設置された。
梶原会長は「十勝は観光素材や魅力が多いが、全国に伝え切れていない面がある。『夏空』が起爆剤になるよう十勝一丸で応援したい」と話した。
梶原会長以外の主な役員は次の通り。(敬称略)
▽顧問=関口好文(とかちフィルム・コミッション連絡協議会会長)
▽オブザーバー=三井真(十勝総合振興局長)
▽副会長=米沢則寿(帯広市長)高橋勝坦(帯商会頭)高橋正夫(十勝町村会長)竹田悦郎(十勝管内商工会連合会会長)