宮西氏が不出馬表明 芽室町長選
【芽室】宮西義憲町長(73)は20日午前の町議会定例会議の一般質問で、「年齢から来る不安を熟慮したとき、このまちの将来にとっても、今期をもって退任すべきが私が選択すべき最良の道」と述べ、任期満了(7月18日)に伴う次の町長選(6月26日告示、7月1日投開票)への不出馬を正式に表明した。
寺町平一氏への答弁。宮西氏は3期12年を振り返り、農業振興や少子高齢化対策、障害者雇用、おととしの台風被害からの復旧・復興に向けた緊急事業などについて「全力を挙げて取り組んできた。大きな達成感を感じている」と述べた。
後継者の人物像については「私の仕事を継承してほしいということよりも、芽室町の未来づくりを真剣に考えていただける方が担うべき」との考えを示した。
宮西氏は1945年芽室町生まれ。芽室高校卒業後、民間企業を経て66年に町役場入り。96年から教育長を2期務め、2006年の町長選で初当選した。
(澤村真理子)