新「帯広署」が完成 落成式に100人
帯広警察署(小西忠人署長)の新庁舎の落成式が1日午後に開かれ、警察や行政関係者約100人が出席し、完成を祝った。道警釧路方面本部の柳原克弘本部長は「建物の力強い外観は地域の安全と平和を守るシンボル。期待と責任を自覚し、安全で住みよい郷土づくりを目指す」と式辞を述べた。新庁舎での業務は5日から開始する。
落成式は新庁舎3階の大会議室で実施。大谷亨道議会議長や梶田敏博十勝総合振興局長らによる祝辞の後、小西署長が「先人の労苦に感謝と敬意を表し、住民の皆さんが安心して暮らせる社会を実現する」とあいさつした。終了後は内覧会が行われ、出席者は庁舎内の各階の構造や設備を見て回った。
新庁舎は鉄筋コンクリート造り地上3階建て。延べ床面積は5209平方メートルで現庁舎の約1・8倍。道内署としては、札幌中央署、旭川中央署に続く3番目の広さとなる。総事業費は32億円。
現庁舎は1961年建築で、道内7つの大規模署の中で最も古い。今月上旬から8月にかけて解体工事が行われ、跡地は駐車場として整備される。(高津祐也)