エコノミクス甲子園 帯三条の池田、和淵ペア優勝でリベンジ
第12回全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」の十勝地区予選大会が12日、帯広市内の帯広信用金庫セミナールームで開かれた。管内6校から9チームが出場。帯広三条高3年の池田順之介さん(17)と和淵倖来さん(18)が、昨年の2位からリベンジを果たし優勝した。準優勝は帯広柏葉高2年の阿部一紀さん(16)と郡谷卓大さん(16)。両チームは12月17日に札幌で開かれる全道大会に出場する。
同選手権は高校生に金融経済の仕組みなどに理解や関心を持ってもらおうと、NPO法人金融知力普及協会(東京)主催で毎年開かれている。十勝予選は帯広信用金庫と十勝信用組合主催、北海道銀行が運営協力で4年目の開催。
1チーム2人。筆記試験と早押しクイズの成績上位6チームが決勝に進み、金融関連クイズ10問に挑んだ。上位2チームは同点だったが、規定により、予選1位の池田・和淵ペアが優勝となった。
最終問題で3位からトップになった2人。前回の全道大会は7位で、決勝ラウンドに進めなかった悔しさをバネに「大学進学を目指し、センター試験前というハンディはあるが、上位を目指したい」と闘志を燃やす。阿部・郡谷ペアは高校の国際交流部の仲間で初出場。「金融や投資に興味があった。全道では力を尽くしたい」と話した。
閉会式では帯信金の秋元和夫常務と十勝信組の橋場幸一常務、道銀の齋藤勝帯広支店長から、優勝者らに盾などが手渡された。(佐藤いづみ)