新任者「十勝農業改良普及センター所長 三宅俊秀氏」
○…「災害があった昨年の分を取り戻すべく、本支所が一致団結して農業生産の回復を下支えしたい」。天候不順や災害に見舞われた十勝農業にとって今年は勝負の年。関係機関と連携して農家への知識、技術普及に当たる意気込みを語る。
○…1960年北広島市生まれ。酪農学園大卒。初任地では畜産分野だったが、その後は網走や上川など主要産地の普及センター、農業試験場で畑作や水稲を担当した。食料増産から食の安全・安心、高付加価値化へと、普及事業に求められる役割は変化。「試験場で開発された技術を地域に伝えていきたい」と話す。
○…初の十勝勤務に、「畑の本場、先進性がある。もっと若いころから来たかった」と語る。趣味は自転車で「管内を走って巡りたい。自然の景色が楽しみ」と愛車を持参した。札幌市内の自宅に家族を残して単身赴任する。56歳。