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日本モンゴル農業フォーラムの一行来勝

士幌町の篠原農場を訪れたモンゴルの農業関係者

 26~28日に管内で開かれる第2回日本モンゴル農業フォーラムin帯広(実行委員会主催)で、モンゴルの行政関係者や研究者ら約30人が26日に十勝入りし、管内の農場などを視察した。27日には十勝川温泉第一ホテルで講演会などが開催される。

 フォーラムは十勝農業機械協議会などでつくる実行委(山田政功委員長)が主催。モンゴルと環境が似た北海道・十勝の寒冷地農業を視察し、ビジネスマッチングを行い両国の連携策を考える。

 訪れたのは駐日大使館参事官や産業、農業分野の官僚、大学教授ら約30人。日本側の日本モンゴル農業協力機構の古賀一成代表理事を含めた一行約40人は同日、管内の畑作農家や酪農家、農機製造工場などを視察した。

 午前9時すぎからは、JA士幌町の篠原末治専務理事が経営する農場を訪問。111ヘクタールで畑作4品を中心に栽培している篠原さんは「GPSガイダンスのトラクターを使い、欧米のような大型化した農業を行っている」などと説明した。

 モンゴルの参加者からは、作物ごとの収穫量や反収、流通などの質問があった。小麦の乾燥施設や大型トラクターも見学し、盛んに写真を撮っていた。モンゴル日本ビジネス会議の関係者は「モンゴルでも小麦や酪農を考えているがレベルが違う。学ぶことはたくさんある」と意欲を話していた。

 この後、同JAの農協記念館を見学し、士幌町や十勝の畑作農業について理解を深めた。午後は帯広市内の農機メーカーを訪問した。

 27日は音更町内の十勝川温泉第一ホテルでメーンの会合があり、両国の代表が農業の現状や課題を報告し合う。
(安田義教)

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