白い車両が出現 幸福駅ディーゼル車塗り直し
帯広市の人気観光スポット「幸福駅」で、列車(ディーゼル車)の塗り直し作業が行われている。作業工程の中でいったん白色を塗るため、見慣れたオレンジ色ではなく、真っ白な車両が出現。いつもと違った光景が広がっている。
2台ある展示車両は塗装がはがれるなど、劣化が進んでいたため、市が2007年以来9年ぶりに再塗装することにした。作業は片岡塗装工業(帯広、片岡昭社長)に委託して行っている。費用は162万円。
元の塗装をはがし、さびを取り、穴が空いている所をパテで補修した後、白色で下塗りし、その上からオレンジ色を塗る。新品のようにはせず、旧国鉄広尾線が通っていた当時の雰囲気を出すという。
作業は今月中に終える予定。片岡社長は「下地が大事なので、気を使って作業をしたい。つやもピカピカにはせず、古びた感じが出るように仕上げたい」と話している。(津田恭平)