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外国人宿泊者数41・5%増 今年度上期十勝管内

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 十勝総合振興局は9日、今年度上期(4~9月)の管内訪日外国人宿泊客数を発表した。前年同期比41・5%増の5万4727人と大きく伸びた。道内で外国人観光客が急増する中、昨年度まで十勝の伸び率は他圏域よりも鈍かったが、今年度は幸福駅などを訪れる個人旅行者が増えており、宿泊客数年間10万人も視野に入っている。

 昨年度上期は3万8668人で、今期は1万6059人の増加。十勝の外国人宿泊者数は東日本大震災があった2011年に落ち込み、その後は増加していたが、上期の増加率は13年度が14・4%、14年度は5・9%にとどまっていた。

 この間、道央圏などは倍増ペースで外国人観光客が増加し、昨年度の年間宿泊延べ数の比較では、十勝が10・8%増に対し、道内他5圏域は70・6~116%増と引き離されていた。

 同局によると、今期の十勝の伸びの背景は個人旅行者の増加。幸福駅の入り込み客数(日本人含む)が同90%増と伸びるなど、人気観光地をレンタカーなどで訪れる外国人が増えている。同局は「インターネットで予約し、千歳経由で入ってきている。円安傾向や中国などに対するビザ発給要件の緩和も増加の背景」(商工労働観光課)とみる。

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 国別では、台湾が同29%増の2万5237人でトップ。香港、中国の伸び率が約80%増と高かった。

 宿泊客延べ数は同45・8%増の5万9439人。道内他管内の宿泊客数(発表分)を見ると、上川が同41・9%増、釧路も51・5%増と同様に増えている。

 同時に発表した十勝管内の今年度上期観光入り込み客数は、同1・8%増の693万3900人だった。
(小林祐己)


◆管内訪日外国人宿泊客数について
訪日外国人宿泊人数調べ(平成27年度上期)pdf-十勝総合振興局ホームページ

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