編集余録「ひとつの波」 2015/11/28 14:00 明治の終わりごろ、石川啄木は〈かなしきは小樽の町よ 歌ふことなき人人の 声の荒さよ〉-と詠った。啄木が「小樽日報」の記者として小樽に住んだのは数カ月。この作はその間に詠んだものだが、小樽の人たち... ●この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。